エスプレッシーボマガジン読者のみなさま、あけましておめでとうございます!
税理士の木村 聡子です。
新年最初のコラムは、私が友人から聞いて、今でも忘れられない、この時期になると思い出す言葉を紹介したいと思います。
私のオフィスは、窓いっぱいにケヤキの木の枝が見えます。
今のオフィスに移転したばかりの頃はちょうど新緑の季節で
手を伸ばせば触れられるような距離のケヤキの葉っぱに
とてもエキサイトしました! |
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そして、秋の紅葉にも目を見張り… |
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12月、すっかり、ケヤキの葉が落ち、枝だけになった頃… |
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オフィスに初めてその友人が遊びに来ました。
私は丸坊主のケヤキの枝を見ながら、こう友人に呟きました。
「今、残念な季節でスミマセン。
木に葉が茂った頃に事務所に来て頂けると、景色を楽しめるんですが…」
すると友人は、こう返したのです。
「わたし、葉っぱが落ちた枝を見るのも好きなの!
なかなか風情があるし、ほら、よーく枝を見ると
葉の落ちた木々にも、しっかり春に向けて芽が出ているって知ってた?
もう春に、葉をつける準備をしているのよ。」
そう言われて目を凝らすと…
確かに、冬から、芽吹く準備をしている!!!
それから、ケヤキに限らず、
葉を落とした冬の樹々の枝を見るのがとても好きになりました。 |
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何かに一生懸命取り組んで、
それが結果として実らなかったとして、
そんな時、私という木の枝は、葉がすっかり落ちてしまったように思えるけれど、
決して、そうじゃないんだということ。
その経験から、着実に新たな芽が生まれている。
冬の寒さに震えるだけでなく、春を見据えましょう。
冬の樹々は、そんな大切なことを教えてくれているように思います。 |
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追記:
12/11、私の著書「あなたの1日は27時間になる。」が、ダイヤモンド社より発売されています。
おかげさまで発売一週間で増刷が決定しました! |
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